課題
APC-IIIで取り組む主な課題
・高迎角での結果のばらつきが大きい
→高迎角の剥離に対する格子や乱流モデルの影響を調査
→APC-IIではほぼ全員がSAだったので、乱流モデルはSAモデル以外を推奨
・APC-I及びAPC-IIで課題となった実験との差に関するフォローアップ
→参加者任意の条件で解析を行い、実験との差について考察
・バフェット解析の予測精度向上
→JAXAで計測した非定常圧力の周波数特性データ、非定常PSPデータを提供
→非定常圧力に関するデータや流れ場の画像を提出データとして追加
課題1(必須):巡航状態及び高迎角時のNASA-CRM空力予測(尾翼有、変形計測データを反映)
形状: 主翼、胴体、水平尾翼(ih=0°)
格子: Medium(1000万点程度)
M = 0.847; Rec = 2.26 x 106(Cref = 151.31mm:JAXA風洞模型スケール); Tref = 284K
迎角: -1.79, -0.62, 0.32, 1.39, 2.47, 2.94, 3.55, 4.65, 5.72deg
変形: -0.62degのケースはオリジナル(変形無)、その他のケースは変形を反映した形状を使用
提出: 空力係数(CD,CL,Cm)
→圧力・摩擦の寄与に分解
→コンポーネント別(主翼・胴体・尾翼の3つ)に分解
表面Cp分布
→主翼
備考: 乱流モデルはSAモデル以外を推奨
高迎角をメインに考察してください。
課題2(任意):APC-I及びAPC-IIで課題となった実験との差に関するフォローアップ
形状: NASA-CRM(パーツは参加者の自由)
格子: 参加者の自由
迎角: 参加者の自由
変形: 参加者の自由
提出: なし
備考: 任意の条件で解析を実施し、APC-I及びAPC-IIで課題となった実験との差に関する考察を行ってください。 例. →流体構造連成解析 →壁干渉を考慮した解析 →遷移位置を考慮した解析 →無尾翼の解析 →高Re数にした場合の解析 →亜音速にした場合の解析 課題3(任意):高迎角時のNASA-CRMバフェット予測 形状: 主翼、胴体、水平尾翼(ih=0°) 格子: 参加者の自由(変形有) M = 0.85; Rec = 1.5 x 106(Cref = 151.31mm:JAXA風洞模型スケール); Tref = 282K 迎角: 4.87, 5.92deg 変形: 風洞試験で計測された変形データを使用 (変形量に差が無かったので、両迎角とも4.87degの変形量を採用) 提出: 空力係数(CD,CL,Cm)の平均量,RMSと表面Cp分布の平均量,RMS 非定常圧力の周波数特性データ 流れ場(Cp,マッハ数、渦粘性)の画像データ その他:バフェットの解析例 その他:APC-I、APC-IIの関連研究