課題
フォーカスポイント
課題はAPC-6と同じですが、APC-7では下記の予測に対して重点的に調査します。
参加者は、下記現象に対する計算手法の感度を明らかにして、ベストプラクティスを提案してください。
AI/機械学習/データマイニング等の活用も検討してください。(データ分析だけの参加も可能ですので、データを希望される方は事務局にご相談ください)
・主翼剥離の予測
・前縁剥離に対する計算手法の影響
・後縁剥離に対する計算手法の影響
・主翼後流と尾翼の干渉予測
・後流に対する計算手法の影響
計算手法の具体的な例
・格子の種類(テトラorヘキサ)、格子解像度(格子数)
・計算スキームの精度・散逸
・乱流モデル(定常:SA、SST、RSMなど、非定常:DES、IDDES、WMLESなど)
・非定常計算の初期値(一様流or低迎角の解)、時間刻み、内部反復数、時間発展法(local time step vs global time step)
課題1: 定常解析
・低速における空力性能(CL, CD, Cmなど)の予測精度把握。
・剥離(剥離の開始点、剥離領域の変化など)の予測精度を把握。
・乱流モデル、格子、時間刻みなどの依存性を把握。
格子: 参加者の自由
マッハ数: M = 0.168
レイノルズ数: Re=1.06×106 (Cref = 302.62mm)
静温: Tref=310K
迎角: -3.22, -0.67, 2.89, 5.95, 9.01, 10.03, 11.05, 12.06, 13.08, 14.08, 18.08deg
提出: 空力定数(CL,CD,Cm)
→圧力・摩擦の寄与に分解
→コンポーネント別(主翼・胴体・尾翼の3つ)に分解
表面Cp分布
→断面を指定
表面流線、表面Cf分布
→主翼と尾翼表面
断面流速分布
→断面を指定
課題2: 非定常解析
・定常解析と非定常解析を比較し、非定常解析の効果を把握。
・乱流モデル、格子、時間刻みなどの依存性を把握。
格子: 参加者の自由
マッハ数: M=0.168
レイノルズ数: Re=1.06×106 (Cref = 302.62mm)
静温: Tref=310K
迎角: 11.05, 13.08deg
提出: 空力定数(CL,CD,Cm) (平均値)
→圧力・摩擦の寄与に分解
→コンポーネント別(主翼・胴体・尾翼の3つ)に分解
表面Cp分布 (平均値、RMS値)
→断面を指定
表面流線、表面Cf分布 (平均値)
→主翼と尾翼表面
断面流速分布(平均値、RMS値)
→断面を指定